地域防災  2016-05-28

訓練を重ねる

きょうの清水

西久保防災講座では地元の袖師小、袖師中への避難を想定して「避難所運営ゲーム(HUG)」を実施している。熊本地震の直後、HUGを4セット(カードは1セット4組)発注した。全国から注文が殺到し納入は7月下旬になる。

5月26日の夜、西久保自治会館で「西久保防災講座・避難所運営ゲーム(HUG)」(主催・西久保防災指導員連絡会)を開催した。熊本地震は発生から1ヶ月が過ぎても余震は消えず、いまだ1万人が避難所や車中泊で過ごしている。このような災害が日本中どこで発生しても不思議ではないことを再認識するために、緊急だったが防災講座の開催を呼びかけた。

前回までは自主防災会が中心だったが、今回は地域団体の西久保を元気にする会、静岡市消防団14分団、西久保子ども会を中心に呼びかけた。また、避難所運営で「女性の視点」「弱者への配慮」が大きな課題になっていることから、西久保の民生委員にも呼びかけを広げた。

きょうの清水

今年3回目の西久保防災講座をNHK静岡が取材した。静岡市危機管理課が西久保での取組みを紹介し、取材依頼が入った。

当日は、小学生から70代まで32名(男性13名、女性19名)が参加し、6グループに分かれ図上演習を体験した。消防団、子ども会、民生委員、福祉施設スタッフ、自治会役員と、さまざまな団体に所属する人たちだ。カードを貸出している清水区地域総務課からも職員が見学した。さらに、昨年、西久保子ども会が「通学合宿」を準備する時、運営について教えて頂いた縁もあり、江尻小PTAにも呼びかけ、役員4名が参加した。

きょうの清水

講座の翌日、袖師小教頭の案内で、避難所として利用を想定されいる教室の見学と広さを計測させて頂いた。写真は管理棟(以前は本館と呼んでいた)3階の第二音楽室。

講座の翌日、袖師小学校にお願いして、避難所として運営を想定している教室を見学させて頂いた。教頭の案内で図面を見ながら、広さや教室の様子を順番に確認した。見学には西久保自治会、自主防災会、地域の福祉施設から6名が参加。そのうち3名は卒業生で「懐かしい…」を連発し盛り上がった。来週には、同じ見学を袖師中でも予定している。袖中ではNHK静岡が同行取材する。

きょうの清水

学校から頂いた「避難所一覧表」。赤色が一次開放、緑が二次開放、青は開放不可になっている。静岡市内の公立小中学校で同じ様式の図面が作成されている。西久保防災講座は、この図と袖小、袖中のグランド配置図を使って図上演習を実施している。

西久保での避難所運営ゲームは3回目になる。演習のはじめに「やったことがある人」を聞くと、半分以上が手を挙げる。最後に書いてもらっているアンケートでは「やればやるほど課題が見えてきて、本当に難しい」「回数を重ねる必要を感じる」「また参加したい」という感想が出る。

私もそうだったが、初回ではたくさんの課題に圧倒されたまま終わってしまう。回数を重ねると、「どうすればいいのか」具体的な対応を考えている。「リーダーをどう育てるのか」「顔見知りになることが大切だ」という声が出てくる。意識が受け身から能動的に変わってくる。静岡県の職員が開発したHUGが全国に広まっている理由が、ここにあると思う。回数を重ねるたびに考えが深まる優れたツールだ。やってみなけりゃ分からない。

きょうの清水

第二音楽室(管理棟3階)に星座表があった。窓際に手洗い用の水道もある。理科室だった頃の名残だ。

2016-05-28 | Posted in 地域防災2 Comments »