お互いさま, 袖師

大根を育てる

きょうの清水

袖小の花壇にひとつだけ緑の葉が茂っていた。近づいてみると大根だった。

昨年の11月1日から3日までの2泊3日、通学合宿にスタッフとして参加した。静岡県教育委員会が実施している事業で子どもたちが自治会館などに宿泊し、そこから通学する。家庭とは違う環境での日常生活を体験するプログラムだ。

袖師学区で初めての実施となる通学合宿を企画運営したのは西久保子ども会で、消防団や自治会、地域の福祉施設などさまざまな団体、事業所が協力した。ボランティアスタッフを中学生にもお願いし、7名の中学生が通学合宿に協力した。

きょうの清水

巴川の羽衣橋を北に向かって歩くと夕陽が有度山に沈んだ。

通学合宿の初日は日曜日で、いろいろな体験企画を楽しんだ。翌日の月曜、セーラー服姿の中学生が宿舎となった自治会館のすぐ前に袖師中に向かう。少し遅れて小学生がランドセルで袖師小に向かう。それぞれの後姿を見て、これが通学合宿なんだと思った。

小学生時代の思い出に子ども会は欠かせない。近所にいろいろな学年の子どもたちがいて一緒に遊んでいた。スポーツからバス旅行、廃品回収と、いろいろなことを体験した。兄弟姉妹は煩わしい存在と感じることが多々あったが、よその家の幼い子には優しく接することができた。年上は、あこがれの先輩だと思えた。人と人との距離感だろう。

きょうの清水

袖師小創立100周年の記念碑。開校は明治22年、百周年は平成元年だった。

役所がつくる文書のなかに「自己有用感」という言葉が出てくる。「他者との関係で自分の存在を価値あるものと受け止められる感覚」で、それを育てる手段として「異年齢集団活動が有効である」という。業界用語は苦手だが、言わんとしていることの意味は分かる。大切なのは、その活動を継続させることなのだが、それが一番難しい。「自己有用感」を大人たちが、どう実感できるのか。これが鍵になるのかもしれない。葉を広げるために根っこを育てることから始めよう。

きょうの清水

西久保で一番早く咲く木と思っていたが、すぐ近くにもっと早咲の桜が見つかって、私的ランキングで2番となった桜が咲いた。

2016-02-06 | Posted in お互いさま, 袖師No Comments » 
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