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「ベロ出しチョンマ」をご存じですか

geki1.jpg袖師小学校六年生の劇発表会が1月30日、桜が丘の清水文化センター中ホールで行われました。

 最初に元気な南中ソーランの踊り、舞台や客席で子どもたちが元気に踊りました。次にリズム縄跳び。音楽に合わせて、あや二重飛びやハヤブサなどのすばらしい技に、会場からは驚きの声や拍手が沸きました。
 そして、劇「ベロ出しチョンマ」。

geki3.jpg江戸時代の貧しい農村。名主の家とて父も母も遅くまで働き、長松は幼い妹ウメの世話をする。ひもじい暮らしながら助け合う温かな家庭。だが、病気の母親に米を食べさせようと身売りを決意する娘や、わらを食べる百姓たちの怒りや嘆きに、父藤五郎は将軍様へ直訴を決意する。

 決意を聞き、直訴すれば家族全員が打ち首とわかりつつ、藤五郎を送り出す母ふじの強さ。やがて一家は処罰されるが、村人たちは社を作り、思いを受け継いで行く。


geki4.jpg迫真の演技に感動

 最後まで妹を気遣い励ます長松の姿など、涙腺のゆるい私は涙、涙でした。

 それにしても、江戸時代の貧しい農民たちの様子やお互いを思い合う家族を、今の子どもたちがこんなに迫真の演技で見せてくれるとは。劇団「たんぽぽ」などの方に演技指導を受けたという本格的な舞台でした。指導の先生方のご苦労も、子どもたちの熱い思いもしっかりと伝わってきました。

 劇に使う着物を寄付したことでご招待いただきましたが、子ども会や学童保育「コアラクラブ」で知っている子どもたちの一回り大きくなった姿を見ることもでき、ほんとに感激でした。

 ちなみに「ベロ出しチョンマ」は、妹を励まそうと笑わす長松のベロを出したおもろい顔のことです。シリアスな劇も、これで会場に笑い声が広がりました。

 袖師小のみなさん、素晴らしい舞台をありがとう。


【写真上】名主の家で相談する農民
【写真中】刑場の場面
【写真下】劇中の合唱

bero.jpg■ペロ出しチョンマ■

斎藤 隆介 (著)
滝平 二郎(絵)
理論社刊

1967年に出版され、日本の児童文学に新しい風を吹きこんだロングセラー。

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