村祭り

今日と明日は西久保の鹿島神社例大祭である。
西久保には自治会が、ひとつしかない。清水で一番大きい自治会は横砂自治会、二番目は県営団地のある興津中町自治会で、西久保自治会は三番目に大きな自治会になる。
世帯数1400の西久保も1600の横砂も、1100の袖師も元を辿れば村。村がそのまま自治会になっているのは、清水ではここだけである。
世が世なら、自治会長は村長で、自治会役員は村議となる。三つの村が合併して、袖師町となり、それが清水市に吸収された。
鹿島さんの祭りでは朝7時、正午、午後5時と打ち上げ花火が三回上がる。打ち上げは、総代の役員さんが担当する。
球の直径は10センチほど、音だけの花火とはいえ、火薬を筒に入れ、花火の導火線に火をつける場面は、緊張する。花火の高度が上がらず地上に落ちて破裂することもあったという。運動会などでも欠かせない、打ち上げ花火も裏方の苦労で支えられている。
花火が上がった西の空には、すでに太陽が沈み、ほんの一瞬だけ赤く染まった。

2004年10月16日
明治22年、西久保村、嶺村、横砂村が合併して袖師村になった。戦後、昭和23年町制に移行し、町制13年目に昭和の大合併で清水市に吸収された。「嶺」村だった自治会は、後世に町名を残すため袖師の名前を継承した。袖師小学校のすぐ近くにある、自治会館の名称は「嶺会館」である。