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2004年11月28日 わがまち

宅地並み課税

飯田小校歌


宅地並み課税の説明会が開かれている。今日は午後2時から、飯田小学校で開かれた。


大都会の人口増加に応えるため、都市部の農地を宅地に転用させる目的で農地に重い税金をかけるのが「宅地並み課税」だ。増税がいやなら、30年間営農を続ける約束をすれば、今までと同じ扱いになる。

東京、大阪、名古屋を中心とした三大都市圏が対象になる。東京と名古屋の中間にある、静岡県では縁のない制度だったが、静岡市が政令市になることで、課税対象となった。政令市は県並みの権限を持つから、大都会と同じ税負担が求められた。

政令市になることが決まった静岡市では、人口の減少が止まらない。全国に13ある政令市で、人口が減少しているのは他にない。人と物が集中するから、いままでの市では対応できないという理由で、政令市という制度が作られた。


静岡市の担当者が「国の制度なのでご理解を」「最大限の支援策を考えた」と説明したが、会場から不安の声が相次いだ。

「今、1反当たり10万円の税金を払っている。これが3倍の30万円位になってしまう。1反から米がどのくらい採れるか知ってますか?」

40代の男性が、説明役の市幹部に問い掛けた。

「1反で8俵から10俵。これを売って入る金額は1反で30万円ぐらい。税金が30万円になったら残りません。全部税金で持ってかれます。これじゃ何のために米を作っているのか判らない。農業をやめなさいということですか」

市の幹部はこんな返答をした。

「市街化区域というのは、市街化を促進する区域ですから、ご理解を」


昔、イギリスで16世紀から18世紀にかけて、農民が共同で耕作していた農地を強制的に囲い込み、羊を育てる牧場を作った。囲い込み=エンクロージャーである。その結果、イギリスは毛織物輸出国として富を得た。

最初は法もなかったが、18世紀、産業革命の時代になり、穀物生産のために行われた第2次エンクロージャーは、法を根拠として合法的な体裁をとった。しかし、農民から土地を強制的に奪うことに違いはなかった。


農家の切実な問いかけに、静岡市の幹部は「個人的には、私も不本意な制度だと思っております」と答えるのが精一杯だった。予定の時間になり、「それでは時間もまいりましたので」と散会になった。

「これで畑も終わりだな」という小さなつぶやきが後ろの席から聞こえた。国のやり方を忠実に守ろうとする優等生市長と、取り巻き議員が、市街地という名の囲い込みをやっている。

見上げると、体育館に掲げられた校歌に西日が差し込んでいる。「伸びゆくわれら栄えあれ」という文字が悲しそうだった。

2004年11月28日(日)


飯田小体育館の壁に掲げられている校歌「伸びゆく飯田」

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コメント

そらは晴れてる 澄んでいる
希望の庭の 光になかに
そら、そら、そら
希望あふれる、そでしの、そでしの子

(うろ覚え袖師小校歌)
昔からある校歌ですが、作詞は在校生の女子です。
何年か前に学校行事の来賓で登場したとき、自分たちと年が違わない姿を見て驚きました。大昔から歌っていたから、生存していること自体が驚きで、超高齢の女子だと思ってました。

↑二番の「行きよう」は「生きよう」です。訂正します。

のぼる朝日に 輝く富士は
望みに燃える ぼくらの姿
みんな仲良く 手を取り合って
行こうよ行こう
不二見 不二見
ぼくらの不二見

海は開けて 行き交う船は
伸びる清水の 雄々しい姿
強く行きよう 手を取り合って
力の限り
不二見 不二見
ぼくらの不二見

不二見小学校校歌
…ただしうろ覚え
(電脳六義園から流れてきました。以後お見知りおきを)

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