タスキをつなぐ

エスパルスのホームである日本平サッカー場内の道路に作られた特設コースを走る小学生の駅伝大会が行われた。
19年前、清水日本平ライオンズクラブが、クラブ名に相応しい行事をやろうと、子ども会に呼びかけて始まった「日本平子ども駅伝大会」である。
雪の降る中で競技が行われた年もあった。
この大会がきっかけで、陸上競技を始め、全日本の選手になった人もいる。
1年生から6年生まで順番にたすきをつなぐ駅伝は、ひとりが欠けてもゴールができない。それを重みと感じるか、仲間との絆と感じるのか、聞いてみたい気がするが、たぶん本人にも判らないだろう。
タスキをつないで走り終えた選手の表情は苦しさに満ちていた。しかし、数分後に見た顔は、どれも晴れ晴れとしている。
タスキに重さを感じたのか、絆を感じたのかという問いは、大人たちの勝手な思い込みで、子どもたちは午後に予定している、遊びの時間が近づいたことを、喜んでいただけかもしれない。