枝番

宮下町は番地の下につく枝番で袖師と辻に分かれる。
宮下町11番43号は西久保だが、11番44号は辻になる。なんでこんなことになったのかと言えば、道路で境界線を引くために、元々は西久保だった一角を宮下町に編入したからだ。
編入される家々は、自治会だけでなく、小中学校の学区も変わることになり、反発した。妥協策として、住居表示は宮下町へ、学区など地縁は従来どおり西久保となった。
旧西久保だった宮下町の一角は行政が発表する地区別人口では、辻で計算され、選挙の投票は西久保保育所ではなく辻保育所に出かける。
しかし、自治会は昔のまま、地元ではいまだに「町民大会」と呼ぶ夏の地区体育大会では西久保Cチームとして参加する。だから、住んでいる人の帰属意識は、昔からの西久保である。
こうなると、町名を変えた意味がわからなくなる。

西久保と辻の境目に住む人が「挨拶もなしに工事が始まった」と怒っていた。
隣にある倉庫の解体工事が始まったのだが、事前にひとことも挨拶がなかったというのだ。見に行くと、ユニオン無線の隣にある倉庫の解体工事が始まっていた。分譲地になるらしい。
第一倉庫と書かれているが、昔は寿倉庫だったと思う。袖師小学校の南にある倉庫も、昔は寿倉庫だった。
寿倉庫の本社の近くあるバス停は「寿町」だったが、いつのまにか「辻町」に名前が変わった。昔の字名である「寿町」を知る人が少なくなったのかもしれない。
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