縁起物

美濃輪の友人から教えてもらった、縁起物の美味しい食べ方を紹介しよう。
おいべっさんの縁起物として供える焼鯛でつくる「鯛飯」である。
米は普通の水加減にする。魚を包み込むぐらいのガーゼを米の上に敷き、焼鯛を乗せる。あとは、いつもと同じように炊く。
炊きあがり、蒸らしが済んだら、ガーゼごと鯛を取りだし、身をほぐしながら骨を丁寧に分ける。ほぐした身は、ご飯に戻し混ぜ合わせる。これだけで、極上の鯛飯の完成となる。
ガス釜のスイッチを入れて数分で、ぐつぐつ煮える音がするが、それと同時に鯛の、なんともいえない旨味が部屋に広がる。炊きあがりへの期待も広がる。
出来上がった鯛飯は、香ばしさと、ほどよい塩加減だ。これだけで食事がすすむ。
美味しい食事は、縁起の元である。

炊きあがった鯛飯の写真を撮るのを忘れて、家族で食べてしまった。記録するという行為は食欲の前には無力であった。しかし、記憶という財産が残った。
コメント
鯛飯は炊きたても、冷めてからでも美味しいのですが、炊きあがり直前の釜からこぼれる香りが最高です。鯛の旨味がご飯の香りのなかに包まれるようで、食欲をそそるんですね。
磯波 | 2005年11月21日
殿沢の富士屋で食べた鯛飯がうまかったです。よくそこで宴会をやったのですが、締めに出るのが鯛飯で料理もよかったけど、それ以上に鯛飯が待ちどうしかった。
MARUMA | 2005年11月20日