クロッカス

クロカッスの花が咲いた。子どもが授業で観察した球根を植えたら、毎年可憐な花を咲かせてくれるようになった。
庭と呼ぶには気が引ける、玄関横の座布団一枚ほどのスペースなのだが、一輪の花が咲くだけで、雰囲気が変わることに驚く。
大きな変化が後々まで印象に残るかというと、必ずしもそうでなく、小さなことを鮮明に覚えていることがある。印象というのは、ことの大小とは別の仕組みで記憶されるのかもしれない。
球根が弱っているのだろうか、クロッカスの花はたった一日で枯れてしまった。枯れた花を見ると、美樹克彦が歌った「花はおそかった」という歌謡曲を思い出す。