「まちの思い出」

「まちの思い出」という本がある。清水の方言がたっぷりつまった聴き語りで、清水の歴史を紹介する「まちの思い出」は、広報しみずの人気コーナーだった。私もそのひとりだが、これを楽しみに、広報を読んでいる市民がたくさんいた。
昭和52年から59年まで、広報に掲載された「まちの思い出」を清水市総務部広聴広報課が本にしている。
A6サイズで172ページ。何部印刷されたのかも、どのように配布されたのかも、今となっては調べようもなく、市立図書館の蔵書としてしか見ることができない本だが、清水にとってかけがえのない一冊である。
この一冊が、図書館から紛失したらどうなるのだろうかという不安がある。ならば、無くなる前にデジタル化し、ひとりでも多くの人に読んで貰いたいと思うようになった。インターネットで公開すれば、図書館に来られない人でも読むことができる。図書館から借りている「まちの思い出」の全ページをスキャナで読みとり、画像として保存した。同時にテキスト化する作業も進めている。全ページを処理できるまで、どの位の時間が必要なのか判らないが、「継続は力なり」という言葉を励みにして、続けてゆこうと思う。
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はじめに
この本は、昭和五十二年から昨年末までの「広報しみず」に毎号掲載してきた“まちの思い出”をまとめたものです。
わたしたちの住む清水市は、大正十三年の市制施行以来、港を中心とする産業の目覚ましい発展で、東海地方屈指の中核都市として栄えてきました。しかし、時代の流れとともに、街並みも次第に変わってしまい、今では、その面影も、わたしたちの心の中に思い出として残っているのみです。
この本を読まれた人は、懐しい建物や風景、そしてそれらにまつわる思い出の数々、また、忘れなくても忘れられない出来事や苦労話などの中から、当時の人々の暮らし振りを見い出すことでしょう。
また、この本か、お年寄りが語る楽しい思い出話としてだけでなく、昔の様子を知らない若い世代の皆さんが“市民の生きた歴史”を知る手掛かりともなれば幸いです。
最後に、刊行するに当たり、思い出を語ってくださいました皆様や、貴重な写真を提供していただいた方々に、感謝の意を表するものです。
編集部
≪ 郷土の所領 | きょうの清水 | 庵原小のプラタナス ≫

「「まちの思い出」」へのコメント
「広報しみず」での企画は、この本の後も続いていました。
最後の頃には題名が「おらんほうじゃ」となっていたような
気がします。
これまでの連載を全部載せた本がでると嬉しいですね。
郷土資料としての価値も大きいですが、昔をしる世代には
懐かしさを感じて貰えると思います。
読み聞かせというやり方もありますので、いろいろな
ところで活躍しそうです。誰に頼めばいいのかな・・・・
磯波 | 2008年01月29日
私この本?持ってますよ~♪母親が読んで懐かしそうでした♪
いづみ | 2008年01月29日
花井さん、ありがとうございます。
他の方からも同様のメールを頂きました。
その方によれば、表2見返しに
題字 清水市長 稲名嘉男
表紙・さし絵 清水市文化協会会長 平井俊男
と記されているとのことです。
図書館の本には、その部分が見あたりませんでした。
私が見落としたのかもしれません。
本文の解説文を差し替えました。
このような素晴らしい本を発行した清水市と稲名市長の功績は
後世に語り伝えたいと思います。
これからも、よろしくお願いします。
磯波 | 2006年10月25日
絵の「作者については説明がないが、HIRAIと書かれている」とありますが、清水ではもっとも有名な元小学校教諭で清水美術協会会長だった平井俊男先生の絵であると思われます。先生の絵には、このタッチの絵がたくさん見られます。
先生のお宅は、この絵の桜橋にも近い入江1丁目で、杉の子保育園のすぐ前です。
花井征二 | 2006年10月25日