土肥さくら

ドリプラ(エスパルスドリームプラザ)の敷地の北側、豊年製油(Jオイルミルズ)との境目近くに植えられた桜の若木に花が咲いていた。「土肥さくら」という銘板が付けられている。
花弁の色が濃い早咲きの桜だ。調べてみると、東伊豆の河津の桜より早く、12月頃から咲く品種だという。
銘板には書かれていないが、土肥海岸に植えられている「羽衣の松二世木」と縁があるのかもしれない。

一昨年の冬、土肥海岸でバスの時間待ちをしていて、「羽衣の松二世木」を見つけた。三保と駒越の連合自治会が寄贈したと記されている。
海が荒れ、清水行きのフェリーが欠航となり、修善寺までのバスを待っていた時、海岸近くを散策して見つけた。快適な船旅から陸路となり、少し気落ちしていた時だ。「羽衣の松」という文字にを見て、救われたような気分になった。

地元を代表する桜と松が駿河湾を抱くようにして植えられている。粋な植樹である。
清水に植えられた土肥さくらには「土肥町」の文字が記されている。市町村合併で「土肥町」は消滅して、「伊豆市」となった。
今は、弱々しい若木だが、これから、多くの人たちの交流を滋養にして、大きく成長するだろう。きっと、そうなる。そのことを信じたい。

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