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     11月19日、松崎町で開かれた、賀茂地区商工会青年部合同研修会で「わたしもひとこと・合併通信」代表の磯谷千代美が、「『合併』って何? 静清合併の中でわかったこと」と題して講演をした。商工会青年部では、行政が合併にむけて本格的な準備を始めているなかで、清水での経験を学びたいと、研修会を企画した。

     研修会には賀茂村、西伊豆町、松崎町、南伊豆町、河津町、東伊豆町から青年部の代表40名が参加した。講演会の後に開かれた懇親会の席でも、地元の実状が率直に語られた。また、清水での経験について矢継ぎ早に質問をするなど活発な意見交換が続いた。

    住民の25%を対象にアンケート調査

     賀茂地区では、首長で組織する賀茂地区合併検討委員会(下田と賀茂郡の7自治体)が、住民アンケートを行う。対象は18歳以上の住民から25%を無作為に選んだ1万7700人となる。

     伊東市との合併を希望する声も出ている東伊豆町では、住民投票を予定していることから、他の町村より先行し、11月18日からアンケートの配布が始まった。他の6市町村は25日から行う。

     しかし、アンケート調査に先立って行われた説明会は、「地元の祭りで忙しい時期に開かれたため青年部では誰も参加できなかった」という声も聞かれ、行政が十分な説明責任を果たしているとは言い難い。

    組合せの思惑だけで合併が検討されている

     伊豆では、戸田村が沼津との合併か、田方郡との合併かで意見が分かれている。また、県西部でも組合せを巡って様々な構想が打ち出されている。

     国が進める市町村合併は「17年3月までに、やらなければならない」雰囲気のなかで、組合せだけが話題になり、何のために合併するのかという根本的な問題に住民が関われない状況になっている。

     市町村合併により、それまで役場から受注を受けていた業者が大きく変化する。また、本庁舎が移動すれば、周辺の商店や飲食店にも影響がでる。合併が生み出す変化が、地域の経済に与える影響は大きい。しかし、行政は「デメリットはメリットの裏返しである」と、合併の影響について説明しようとはしない。行政や議会の説明責任が問われている。

     (02年11月20日)

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▲伊豆南部の賀茂地区商工会は、賀茂郡下6町村で構成している。賀茂地区では、下田市を含めた1市6町村での合併を検討していが、東伊豆町は隣接する伊東市との合併を希望する声もある。また、合併後の新市は下田が中心になることから、各町村には慎重な意見も強い。


▼松崎町での講演ビデオから(40秒)

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