10月15日号の「広報しみず」は合併に伴う町名や字名の変更で267の町名に「清水」をつけることが決まったことを伝えている。その理由は、多くの市民が「できるだけ清水の名を後世に残したいとう思いを持っている」からと説明している。しかし、町名等検討委員会では別の理由が強調されていた。
清水市と静岡市の同じ町名の扱いを協議する「清水市町名等検討委員会」(角替弘志委員長)で、なぜ同一町名の検討について清水だけを変更しなければならないのかについて、澤入都市部長は「静岡市が応じてくれないから」と説明している。
「屈辱的」といいつつ譲歩する市長
宮城島市長は静岡市の主張を「屈辱的」と言いつつ、静岡市に対等の立場での調整を計るのではなく、清水の町名すべてに「清水」を冠のようにつける妥協案を提案した。
しかし、広報しみずでは、市民が「できるだけ清水の名前を後世に残したいと」望んだからと説明し、静岡側が相談に応じないから、清水が譲歩したことを隠している。
清水と静岡のすりあわせ作業が大詰めに入っている。異なる手法や制度をどう調整するのかは大変困難な作業である。ただ、「対等合併で新しいまちをつくる」という大原則を忘れてほしくない。一方がまったく変えず、片方が譲歩してゆくやり方が続くならば、合併そのものの合意が崩れてゆく。
(02年10月15日)